MO-512(ハイドロモンスター)

<MO-512>は、従来のコンピューター攪拌機をすべての面においてパワーアップしたもので、安全性・信頼性を大幅に向上させました。
家畜の糞尿や余剰汚泥等の有機物を、発酵に伴う熱と、太陽からのエネルギーを利用して効率よく急速に乾燥し、良質な発酵堆肥を製造する為の攪拌機です。IC(集積回路)に走行制御をさせ、機械自身が走行場所、平行度など様々な状況を的確に判断し、往復・右カーブ・左カーブ・非常停止などの行動を自動的に行う、攪拌ロボットで、従来のレール式攪拌機の最大の弱点である脱線やスリップ(車輪とレールとの抵抗が少ない為発生)をタイヤによる四輪駆動で防止し、そのうえ傾斜地での使用も可能となりました。もちろんレールが無いので脱線の心配もありません。
そして、各駆動部の構造をシンプルにし、日常のメンテナンスを容易にし、信頼性を向上させています。
 
SENCER (センサー)
   
磁力線誘導方式を採用。

地下に埋設した電線から出される、微弱な磁力を2組(4個)のセンサーで捕らえ、攪拌の反力で常に変化する位置を電気信号に変換し、方向制御用マイクロコントローラーに送ります。
CONTROL DEVICE (制御装置)
全ての情報を集中制御。高い信頼性を実現する頭脳。

各種センサーから送られてくる情報を、マイクロコントローラーでリアルタイム処理し各機構を完璧に制御します。また、デリケートな回路を守るために回路部を外気から完全にシャットアウトする構造や、電気回路はプリント配線化し、各制御ブロックごとの点検を容易にするなど、信頼性を飛躍的に向上させています。
   
AGITATE PARTS(攪拌部)
一軸で攪拌と積み上げをするシンプル設計。

油圧で上下する板厚22mmの昇降フレームに大型ベアリングで取り付けられた堅固な攪拌軸です。
特殊形状のスクリューで側面の攪拌と、積み上げ、搬送を行うため、コンクリート壁は不要になりました。
   
OTHER TECNOLOGY
・横スライドタイヤを装備

油圧駆動で横スライドタイヤが下降。ホイルローダやウインチ等で簡単に移動する事ができます。これにより複数レーンの攪拌ができ、装置及び敷地の有効活用が可能となります。
   
SPECIFICATIONS (主要緒元)
仕様

堆積高さ     1.2m
攪拌用モーター  7.5kW  1台
走行用モーター  0.75kW x 2台
油圧ポンプ    0.75kW  1台 

この仕様は改良のため予告無く変更する事があります